プロンプトガイド
Stable Diffusion v1.5のプロンプトの書き方
Stable Diffusion 1.5のプロンプトガイド。短いプロンプト、ネガティブプロンプト、重みの書き方や、以前の作品に近づけるコツを、SD 1.5のプロンプト例つきで紹介します。

クイックスタート
Stable Diffusion v1.5で最初のいいプロンプトを作ろう
初心者に必要なことを1分でまとめました。最初に知っておきたいこと、大切なルール、入力するだけのテンプレート、コピーして使えるプロンプトです。
最初に知っておきたいこと
Stable Diffusion 1.5は定番のオープンモデルです。低コストで高速、そして過去にこのモデルで作った作品に合わせたいときに今も頼れます。小さな画像と主に英語のキャプションで学習しているため、プロンプトは短く、具体的に、英語で書きましょう。主題、場面、光、表現手法を入れるのが基本です。仕上がりの整理はネガティブプロンプトが大きく担います。読める文字は描けず、複雑な配置も苦手です。
いちばん大切なルール
短く、具体的に
主題は1つ、場面は1つ、光は1つ。「a photo of an old fisherman, harbor, morning light」のほうが、長い文章よりうまくいきます。
英語で書く
主に英語のキャプションで学習しているため、他の言語のプロンプトでは精度がかなり落ちます。
表現手法を指定する
a photo of、an oil painting of、a watercolor of のように先頭に置くか、「photo」を末尾に置きます。
ネガティブプロンプトを活用する
blurry, lowres, bad anatomy, extra fingers, text, watermark など、絶対に見たくないものを書きます。
構図はシンプルに
主役は1つだけ、分かりやすい位置に。物が重なったり絡み合ったりすると混乱します。
テンプレートに入力しよう
角かっこの部分を自分のアイデアに置き換えてください。不要な部分は省いてもOKです。
a [medium] of [subject], [one detail], [setting], [light], [framing]a photo of a red vintage bicycle, wicker basket full of sunflowers, leaning against a stone wall, golden hour, side view[medium]photo, oil painting, watercolor painting, pencil sketch。[subject]主役は1つ:a red vintage bicycle。[one detail]いちばん大事なディテール:wicker basket full of sunflowers。[setting]leaning against a stone wall。[light]golden hour, overcast, candlelight。[framing]side view, close-up, wide shot。
まず試したいプロンプト
定番デモの拡張版
a photo of an astronaut riding a horse on mars, red desert, dramatic sky, wide shotうまくいく理由: モデルカードの例に、短いフレーズを3つ足しました。主題を最初に、そのあと場所、空、構図の順です。
油絵
an oil painting of a red fox asleep in tall grass, golden hour, impressionist brushstrokes, warm paletteうまくいく理由: プロンプトの冒頭に表現手法を置き、筆づかいや色彩の言葉で補強しています。
シンプルな静物画
a photo of a vintage typewriter on a wooden desk, a cup of black coffee beside it, morning window light, shallow depth of fieldうまくいく理由: 2つのものを並べた配置は1.5が得意とする構図で、光と被写界深度でスタイルを整えます。
水彩の風景画
a watercolor painting of a sailboat on a calm lake at sunrise, soft pastel colors, mountains in the distanceうまくいく理由: 被写体はひとつ、場所はひとつ、配色はひとつ。短く具体的に書けば、1.5でも狙いどおりに仕上がります。
上級編
Stable Diffusion v1.5の上級プロンプト術
基本に慣れたら試したい、より細かくコントロールするためのテクニックです。
短く、具体的に、大事なことは先頭に
1.5はプロンプトを約75トークン(英語で50〜60語)ずつのかたまりで読み取り、Mageは長いプロンプトを複数のかたまりに分けて渡します。それでも、コンパクトなプロンプトのほうが結果は安定します。まず被写体とその重要なディテールを書き、続けて場所、光、画材を、カンマで区切った短いフレーズで並べましょう。
目に見えるものを、平易な言葉で書きましょう。ストーリーや抽象的な概念、映像の裏づけがない雰囲気だけの言葉は、描くための手がかりになりません。
- 数は少なめに。被写体は1〜2個がおすすめです。群衆や正確な数は、ずれやすくなります。
- デフォルトのチェックポイントでは、品質を表す言葉は不要です。コミュニティのチェックポイントには、best qualityのようなタグを前提に学習されたものもあります。そうしたものにだけ追加してください。
ネガティブプロンプト、重み、Clip Skip
ネガティブプロンプトは、新しいモデルよりも1.5のほうが重要です。定番の例:blurry, lowres, bad anatomy, extra fingers, deformed, text, watermark。さらに、狙うスタイルの反対も加えましょう。写真ならcartoon, illustration、絵画ならphoto, realisticです。
重みはどちらのプロンプトでも使えます。(phrase:1.3)はフレーズを強調し、(phrase)は少し強め、[phrase]は少し弱めます。Mageでは重みの上限は1.6です。かっこそのものを書くときは \( と \) にします。
- Clip Skipはデフォルトでオンです。コミュニティのチェックポイント、とくにアニメ系の多くがこれを前提にしています。以前のワークフローで作った画像と合わない場合は、オフにしてみてください。
チェックポイントと過去作の再現
モデル設定で1.5のチェックポイントを選びます。Mageのデフォルトは汎用のファインチューンです。コミュニティのチェックポイントにはそれぞれ好みがあり、アニメ系はタグ(1girl, solo, long hair)、フォトリアル系はカメラ用語が効果的です。
ほかの環境で1.5で作った画像に近づけるには、同じチェックポイントとLoRAを選び、同じプロンプトとネガティブプロンプトを貼り付け、ステップ数、ガイダンススケール、スケジューラー、シードをそろえます。プラットフォームごとに細かな違いがあるため、完全一致ではなく近い結果になると考えてください。
- LoRAは、作者が決めたトリガーワードに反応することが多いです。プロンプトの先頭近くに入れましょう。
アニメ系チェックポイント向けのタグプロンプト
1boy, solo, short silver hair, red eyes, black hooded cloak, holding a lantern, snowy forest at night, upper body, looking at viewerうまくいく理由: 人数のタグを先頭に置き、続けて髪、目、服装、小物、場所、構図をタグで並べます。アニメ系の1.5チェックポイントが学習した語彙に沿った書き方です。
画像、ポーズ、顔
画像設定に写真をアップロードすると、その構図と色を出発点にできます。バランスはプロンプトの強さで調整します。プロンプトには、編集内容ではなく、仕上がり全体を書いてください。
ControlNetは、画像のポーズ、輪郭、奥行きのいずれかの構造を保ったまま、それ以外をプロンプトで変えられます。Style ReferencesとFace Referencesは、アップロードした画像から雰囲気や顔を借りる機能です。
- Hiresはオンのままにしましょう。2回目の大きなパスで、顔や細部がきれいになります。
ほかのモデルに任せたいこと
1.5は読める文字を描けず、「赤い立方体が青い球の上にある」のような配置が苦手で、顔や手、とくに小さいものは崩れることがあります。より細かい描写ならStable Diffusion XLかZ-Image、正確な配置ならStable Diffusion 3.5 LargeかHiDream、文字ならGPT ImageかMangoに切り替えましょう。
よくある間違い
避けたい書き方と、おすすめの書き方
避けたい書き方: 長くて詩的な一文。
A melancholy old lighthouse keeper who has spent his whole life alone watches the storm he always fearedおすすめの書き方: 目に見えるものを短いフレーズで。
a photo of an old lighthouse keeper at a window, gray beard, storm outside, rain on the glass, lamp light避けたい書き方: ほかの言語で書いたプロンプト。
おすすめの書き方: 同じ内容を英語で。
避けたい書き方: 「赤い立方体が青い球の上にある」のような積み重ね。
おすすめの書き方: 主役をひとつ、シンプルに配置する。配置が大事ならStable Diffusion 3.5 Largeを使う。
避けたい書き方: 看板の文字。
おすすめの書き方: プロンプトに文字は入れず、あとから文字を追加する。
避けたい書き方: 空のネガティブプロンプト。
おすすめの書き方: 見たくないものの短いリスト。
避けたい書き方: アップロードした画像に編集の指示を書く。
おすすめの書き方: 完成した画像全体の説明。
よくある質問
Stable Diffusion v1.5のプロンプトに関する質問
Stable Diffusion 1.5は今でも使う価値がありますか?
Stable Diffusion 1.5のプロンプトはどのくらいの長さがよいですか?
SD 1.5にはどんなネガティブプロンプトを使えばいいですか?
SD 1.5で顔が崩れるのはなぜですか?
Stable Diffusion 1.5は文字を書けますか?
SD 1.5で作った画像を、ほかの環境で再現できますか?
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